2017年3月17日金曜日

ライブに持っていくケーブルについて。

 ここではライブで使うケーブルや、
 ケーブルにまつわるあれこれを書きます。



 ・・・ 機材→ミキサー ・・・
 ライブに持っていく機材はほぼ確定で、、、
 Korg Electribe MX
 xOxbOx
 TR9090 or Acidlab Miami
 この4つです。
(TR9090とMiamiは演奏する曲によってどちらか)
 とりあえずそれぞれの機材をつなぐケーブルを紹介。

 これはElectribe MX用のケーブル。

 LRがわかりやすいようにプラグに養生テープを貼っています。プラグはノイトリックでケーブルはモガミ2534の4芯ケーブル、長さは一般的な1.8mです。音癖がなくて普段の録音でもElectribeにはモガミを使っています。
 このケーブルは自作なのですが、自作できる方はケーブルの自作をおススメします。長さ、プラグの種類、シールドなど好みのケーブルが作れるからです。わかりにくいかもしれませんがシールドは接続しています。(写真)
 人によってはこのシールド(ケーブルを囲むようになっている銅網チューブ)を接続しないほうがノイズが減るという方もおられるようです、長さが1.8mなのと会場によっては電源にアース(会場においてあるタップが2口だったりする)がないところがあったりで、今のところそこまで考える必要は無いと考えています。


 次に、こちらはxOxbOx(ベースマシン)やMiami&TR9090(リズムマシン)をつなぐときに使うケーブルです。
 カナレの1305 GS6です。ずいぶん長く使っていますが、耐久性は抜群で柔軟でやわらかです。さすが日本製と言ったところです。長さは1.8mでプラグは純正のカナレのプラグですが、上で紹介したモガミと比べると乾いた音になります。(モガミのほうがフラット)
 音質的には上のモガミより劣るカナレですが、Mackieミキサーのプリアンプとの相性がいいため、このケーブルでプリアンプのレベルを上げていくと音ぬけが良くなります。基本的にリズムやベースなどは前に出したい人なので、多少は音癖を付けたうえでミックスするというのが私のやり方になっています。
 ミキサーの使い方について付け加えると、ミキサーにリズムマシンの音を入れる時はKickとウワモノ(キック以外の他の音)は別でつないでいます。(私の中では鉄板)
 ライブではリズム&ベース関係はカナレ一択ですが、自宅録音ではKickだけモンスターケーブルを使うことがあります。ケーブルはSTUDIO PRO 1000を愛用していますが、いまはリニューアル?されたのかSTUDIO PRO 2000がたぶん同じかもしれません(持っていないので聴き比べれない)
 このケーブルはMIDIMINIの極太ベースでも活躍しているのですが、なにせ鋼のような堅いケーブルです。ライブで使うのは無理でしょう。もしかするとリニューアルされて柔らかくなっているかもしれません、確かめる機会があれば確認したいと思います。

 


 ・・・ ミキサー→PA ・・・
 ここからが問題で、、、
 PAさんがいる箱でライブをするなら問題ないですが、いつもと違う場所、あるいはPAさんがいない場所で初めてライブするとなると、少なからずトラブルが起きる覚悟が必要です。

 通常ライブハウスにハード機材を持って行ってライブをするときは、ミキサーアウトはキャノンアウトを使ってDI(ダイレクトボックス)をとおしてPA卓に送る流れになります。厳密にいえば私のミキサー(MACKIE 1202-VLZ3)はアウトがXLRでレベル調整できるのでDIはいらないのですが、利便性や卓との距離などを考えるとDIを使うのが主流なようです。
 MACKIE 1202-VLZ3のキャノンアウト↓
 しかし、これはそれなりに設備の整ったライブハウスでの話で、そうでない場所はちゃんとあります。そういう場所ではこちらで一通り用意しないといけなくなるので大変です。それでも設定さえちゃんとしていれば良い音を出すことが出来ます。
 私はそういった経験をしたので、いつの間にかPAの知識を検索で調べたりでPAをかじるようにもなりました。

 ところで、、、箱でたまにあるのですが、そもそもキャノンを受け付けてくれないというもので「XLR?それって食べ物ですか?」よろしく、会場にはDJミキサーが鎮座していて「これにつないで下さい」という場面に出くわしたことがあります。
 このとき、こちらはアナログ機材の音をアナログミキサーに通して演奏するわけですが、DJミキサーのINに通してスピーカーで聴くとそれなりに音痩せします。といっても、アレヒ(allen&heath)やウーレイ(Urei)などの高級ミキサーなら問題ないのですが、そういった会場の場合はほとんどが安いデジタルミキサーで誰が聴いてもわかるのでは?と思うくらい音痩せします。
 ずいぶん前にそんなニガイ経験をした私は、それ以来8mのXLRキャノンケーブルをライブのときに持っていくようになりました。これくらいの長さのケーブルがあれば、DJミキサーを超えて卓まで直接キャノンをつなげることが出来ます。

 問題は、、、DJミキサーから直接スピーカーにつないである会場です。自分一人だけの演奏ならスピーカーに直接ケーブルを差し込んで演奏するのですが、他の出演者との関係で難しいことになります。こんな時はあきらめるしかありません、せっかく来てくれた方には悪いですが100%でない音を提供することになります。
 賛否両論あるかもしれませんが、私の中では演奏しないよりはましだろうという話しで落ち着いています。いや、そこまでこだわる必要はないのでは?とも考えたりします。


 電気屋で買った赤白ケーブルとキャノンのケーブル。
 ライブをするようになったころはこの2種類のセットを用意していました。左の赤白ケーブルはRCA↔TSフォンケーブルで3mの長さがあり、右のキャノンXLRのケーブルは8mの長さがあります。キャノンケーブルはバイタル265でプラグはノイトリックです。
 バイタルにした理由はベルデンより軽くて柔らかいというのが理由なのですが、後で知ったのがBELDEN 82760というケーブルがあって、これがさらに軽くてそこそこ便利なケーブルみたいです。 今のケーブルだと運搬用ケースのスペースをたくさん取ってしまうので、将来的にはベルデンを導入してみるのもいいかもしれません。
 とにかく、このセットがあればたいていの場所でライブが出来ます。これでもダメならチャブ台をひっくり返すしかないですね・・・。

 そういえば昔、イベント会場にミキサーはもちろんケーブルすら持って来なかった人がいて「あんたどうやって演奏するつもりだったの?」と心の中でツッコミを入れたことがあったのですが、そのまま帰るという話になるのはかわいそうなので、赤白ケーブルを使って私のミキサーに入れてそこから会場のスピーカーアンプへ送ったことがあります。
 なんとなく笑い話にも見えますが、アマチュアレベルのイベントならこういったことはよくあることです。実際、同じようにケーブルを貸したことが2回あります。
 「いつも通うクラブではDJミキサー横にケーブルがあって、そこにアウトをつないだらOKだった」かもしれませんが、新しく来る場所ではそうならないと考えましょう。

 こんなことを言うと、油ギッシュなおっさんの酒の肴にする愚痴のような発言ではありますが、、、いい音でライブをするために、せめて自分の最終オーディオアウトが会場で受け付けてくれるのかを確認しましょう。あとケーブルは安い物でも良いのでもっていきましょう。

 しかし、問題は上でも話した通りそもそもPAさんがいないイベントや会場です。オーガナイザーさんの中にはPAについて詳しくないかたもおられます。そもそもPA知識を求めるものではないと思います。
 私は音響について不安に思ったときは会場にメールや電話で直接確認をしていますが、そのほうが確実です。
 とりあえず、、、
 「こちらのアウトはキャノンXLRですが大丈夫でしょうか?」
 と言って適切な返事が来ればその会場は大丈夫です。

 適切な返事が来ない場合もあります、、、
 とにかく頑固一徹でキャノンXLRしか出しませんというなら話は別ですが、RCAかTSフォンしか受け付けない会場は実際あるので、出来れば使いたくない・・・変換ケーブルをこちらで用意する必要があります。
 そして、用意するケーブルですが上の赤白ケーブルから変わって最近はこんな物を用意しています。

 左:RCA→XLRメス
 右:TSフォン→XLRメス
 これなら8mのキャノンケーブルにつなぐと、延長ケーブルのような形でRCA or TSフォンケーブルが用意できます。このケーブルは自作なのですが、こういった物は需要があると思うので探せば見つかるかもしれません。

 また作ることがあるかもしれないのでメモ程度に書いておきます。
 RCAのセンターピンはホット(写真青色)に接続。
 コールド側にはコールドとシールドを接続。


 XLR側は1番がシールド、2番ホット、3番コールドで接続。
 

 もっと詳しくしりたいという方は”ケーブル自作”で検索すれば、オーディオ界の兵(つわもの)たちの詳しい記事が沢山出てきますのでそちらをおススメします。




 ・・・ 電源まわり ・・・
 不思議なことにオーディオケーブル以上に音が変わるのが電源ケーブルや電源タップです。理由としては電源ノイズや電圧が原因だったりするのですが、この手の話は”オーディオ電源”で検索すれば、暇な休日を充実した1日にしてくれる記事にたどり着くことでしょう。

 などと言いつつ。
 持っていく電源タップは電気屋で買ったものを使っています。
 
 このタップは3ピンプラグも差し込めるので重宝しています。
スイッチは誤ってOffを押さないようにテープで固定しています。
 
ただ、私の持っているYAZAWAのこのタイプのタップはもう生産されていないみたいですが、”独立回転式コンセント”で検索すれば他社で色々なタイプのものが出されています。サイズが大きくなりますが3ピン対応のもあるみたいです。
自宅電源まわりはもっぱらTEAC AV-P25を使っていますが、今はTASCAMという名前に変わってAV-Pシリーズは販売されているみたいです。電源のことを考えると、ライブにはこれくらいのを持っていくのがいいかもしれません。(昔は持って行っていた)
 ただし、電源ノイズだけでなく電圧にもこだわるのであればそれなりに重量が増えてきて、もう3kg... 6kg...とかでは驚かなくなるくらいです。
 ちゃんとした?ライブハウスではFurmanの電源タップが置いてあって、遠慮なく使わせてもらった記憶があります。Furmanの電源タップは自宅使用でもおススメなので、興味があれば手に入れるといいかもしれません。ただし、普通のACタップの感覚で見るとデカイ!ですw
 中には電源電圧にもこだわる方がいて、重い電源トランスと太い電源ケーブルを用意された方のライブはすばらしい音でした。車で機材を運ぶことがあればそういった方法もありなのかな?と考えています。



 ・・・ 最後に ・・・
 軽くケーブルについて書くつもりが、なにやらいろいろと書いてしまいました。
 これからライブをしてみるという方の参考になれば幸いです。