2012年12月13日木曜日

xOxbOx (Sokkos) 操作方法・取り説

Bass line Synthesizer xoxbox sokkos


xoxbox sokkOSの英語取説はこちらです
http://www.x0xsource.com/manual.pdf
↑はリンク切れみたいです、探してみたのですがなくなったみたいです・・・


sokkOSとは別の「MarOS」についてはこちらのリンクへ
iPhone/iPadアプリMidi Tool Boxを使った
OSの書き換え方法も記載しています。


MarOSの進化型OS「MarOS Pro」
↑のブログでは
c0ntr0lを使用したOSの書き換え方法も記載しています。

=== xoxboxについて ===


 まずはじめに「xoxbox」はどう発音するのでしょうか?
最初はどう発音したらいいのかわからず戸惑いましたが、アメリカ出身の英語教師の方に相談したところ日本語の発音では「ゾックスボックス」と発音するのが正しいそうです。
 なるほど、、、youtubeでフランス人が「ソックスホックス」と言っているのもうなずけます。

 このxoxboxの始まりは、アメリカの工科大学の学生が卒論でTB-303を分解し、精巧な設計図を作ったことから始まったそうです。それが広まり、TB-303に代わるシンセとして普及したのが現在世の中に出回っているxoxboxというわけです。


 xoxboxはRolandのTB-303に代わるクローンとしては最も有名なのではないでしょうか?
 といっても曲作りをする時にはTB-303の存在すら知らなかった私ですが、たまたまyoutubeでfuture retro revolutionのライブ動画をみてfuture retro revolutionの音が気に入り、後にACIDとTB-303の存在を知ったのが始まりです。

 future retroは何年も使い続けましたが、xoxboxと出会ってからはすぐに手放しました。なぜ手放したのかというと、future retroにはない私が求めていた完成された音がxoxboxには存在していたからです。
 future retroを使っているときは何故か不完全燃焼のような感覚があったのですが、私が手にしたxoxboxには言葉には出来ない納得出来るものがありました。

 ところでこのxoxboxは、オリジナルのTB-303のように長い年月を過ぎたあとの劣化という個体差はありませんが、制作者や使用されるパーツによって音に個体差ができます。そこがxoxboxの面白いところかもしれません。
 それでは、以下操作方法等を説明していきます。



=== KEYBOARD MODE ===


  xoxboxの真ん中にあるMODE SELECTノブを回して「KEYBOARD」の位置に合わせます。するとxoxboxがKeyboardモードになります。
このKeyboardモードではxoxboxをMIDIキーボードのように使えます。
そのため、MIDIアウトから他のMidi対応のシンセにつなぐとxoxboxの鍵盤でコントロールすることが可能になります。しかもCVとGateも出すことができるのでアナログシンセをCV、Gateでコントロールすることも可能です。
(私が所有しているシンセの中では、xoxboxのCV&Gateに対応しているシンセがありませんので動作を試したことがありません。そのため、ここではCVとGateの詳しい話は割愛します。もし、SH101などをお持ちでしたら試すといいかもしれません。)

 KEYBOARD MODEでは、TRACK PATT.GROUPノブを回すとMIDIチャンネルの選択ができます。1〜16チャンネルあるので、外部音源を鳴らす時には同じチャンネルに設定しましょう。
 実はこのxoxboxのKeyboardモードはVelocityに対応しています。といっても2段階しかないのですが、、、。
 操作は簡単です。右下にあるACCENTボタンを押してLEDが点灯した状態にすると、MIDIのVelocityがMaximumに変わります。

(動画ではxoxboxを使ってFLのソフトシンセをコントロールしています)


=== MIDI Play Mode ===


 このモードではxoxboxをMidi音源として使えます。特にPCでMIDIコントロールする方には必要なModeです。設定方法は、xoxboxの真ん中にあるMODE SELECTノブを回して「MIDI PLAY」の位置に合わせます。

 そして、先ほどのKEYBOARD MODEと同じくTRACK PATT.GROUPノブを回してMIDIの受信チャンネルを選択します。
 あと、コントロールする側のキーボードのVelocityを最大にするとxoxboxではAccentが反応します。打ち込みのノートをつなげばSLIDEも反応します。





=== xoxbox EDIT ===


 xoxboxは内臓されているOSによって操作方法が違います。
 私の所有しているxoxboxのOSはSokkOSで、他にもLadyadaというバージョンがありますが、ここではSokkOSでの打ち込みと操作方法をご紹介します。

 まず、xoxboxの打ち込み方法は大きく2つに別れます。
・Step Write Mode
・Run Write Mode
 この2つのModeの切り替え方法は簡単です。

 MODE SELECTノブをEDITの位置にします。

 そして、RUN/STOPボタンとTEMPOボタンを同時に押します。すると、2つのモードが切り替わります。しかし、この切り替え操作をしただけではStep Write と Run Write の2つのモードのどちらの状態なのかわかりません。
 そこで確認する方法をご紹介します。
 MODE SELECTノブをEDITの位置に回した状態で、RUN/STOPボタンを押してシーケンスを走らせるとxoxboxの真ん中を横一列に並んでいる16個のLEDが右に走ります。
 このときにNEXTボタンを押すと右に走るLEDの点滅とは別に一番左に点灯するLEDが現れます。もう一度NEXTボタンを押すと点灯したLEDは右に移動します。そして、NEXTボタンの左にあるPREVIOUSボタンを押すと点灯したLEDが左に移動します。
 これが16ステップの打ち込まれたデータを表しますが、下のキーボードにあるボタンを押して音程を変えたり、TRANSPOSEでオクターブ、RESTでノートのクリア、ACCENTとSLIDEで変化をつけることができます。
 このときStep Write Modeでは一列に並んだLEDの点灯が移動します。
 Run Write Modeのときは点灯したLEDは移動せず同じ位置にいます。
 これで、2つのモードのうちどちらなのかが判断できます。

 あと、打ち込むステップの長さを16ステップではなくて8ステップの長さにする時は、この点灯するLEDが8番目にきたときにDONEボタンを2回押します。すると、8ステップのパターンが保存されます。

=== Step Write Mode ===

まず最初はStep Write Modeですが、このStepWrite Modeは
MODEセレクトノブをEDITの位置に回し、RUN/STOPボタンを押してシーケンスを走らせたときに鍵盤の好きなところを押すとStepが移動していきます。
 もう一度RUN/STOPボタンを押してシーケンスを止めた状態でも同じようにパターンを入力することができます。そして、二度DONEボタンを押せば保存されます。リセットされた状態からパターンを打ち込むのにはこのモードが便利です。

=== Run Write Mode ===

こちらのRun Write Modeでは先ほどのとは違い、RUN/STOPボタンを押してシーケンスを走らせた状態でパターンを入力すると、真ん中の左から右に移動しているLEDの点灯している位置のパターンが入力されます。
 そして、NEXTボタンを押すと選択した位置のパターンの入力が可能です。この時にPREVIOUSボタンを押せば点灯したLEDは左に移動します。シーケンスを止めた状態でも、NEXTかPREVIOUSボタンを押せば任意のStepのパターンの入力ができます。







=== SAVE ===

2つの打ち込みモードで打ち込まれたデータを一つのパターンとして保存する方法があります。
 それは、先ほどの2つの方法で打ち込みをしたあとに右にあるDONEボタンの上のLEDが点滅するのですが、この時にDONEボタンを2回押せばパターンを保存できます。
 このとき、DONEボタンを2回押さずに一度押してからxoxboxの鍵盤の白鍵の下にあるPATTERN1〜8のうち、好きなところのボタンを押してもう一度DONEボタンを押すと選んだ場所に打ち込まれたパターンデータが保存されます。
 つまり、いくつかオリジナルのパターンを作って保存し、演奏の時に保存したパターンのうち、好きなパターンを呼び起こすことができるわけです。
 例えば、気に入ったパターンができたらそれぞれの8個の鍵盤に割り当てて保存します。MODE SELECTノブを回してSYNC OUTの位置を選び、演奏しながらPATTERNの1〜8の白鍵のうち好きなボタンを選ぶとLEDの点滅の位置が変わりますが、そこが保存したパターンの位置であれば保存されたパターンが再生されます。





=== RANDOM ===

MODE SELECTノブがEDITの位置に合わせている状態でCHAINボタンを押すと、打ち込まれたパターンがランダムに編集されます。これは便利です。





=== SLIDE ===

ここで、打ち込んだパターンを前後にずらす方法をご紹介します。
 まず最初にMODE SELECTノブを回してEDITの位置に合わせます。そして、NEXTボタンを最初に押しながら左にあるPREVIOUSボタンを押します。すると、打ち込んだパターンが左にずれて行くのがわかります。右にずらす時は反対にPREVIOUSボタンを先に押しながらNEXTボタンを押すと右にずれて行きます。
 動画では、わかりやすいようにシンプルなパターンにしています。







=== CHAINING PATTERNS ===
PATTERNを再生するときに、8種類あるパターンを好きな順番で再生する方法があります。
 操作はCHAINボタンを押しながら1〜8あるボタンのうち好きな順番でボタンを押します。すると、再生した時にボタンを押した順番にパターンが再生されます。このとき、もう一度CHAINボタンを押しながら1〜8のうち1つだけを選べば元に戻ります。
 1~8のボタンの押す順番がバラバラでも、再生したときには押された順番でパターンを再生します。たとえば11223344や12131415という順番も可能です。






=== TAP TEMPO ===

xoxboxには便利なタップテンポがあります。
 本体の左にあるTEMPOノブを押すとカッチとクリックしますが、このときにこのTEMPOノブを2回押すと2回押した間のタイミングでテンポが変わります。そして、TEMPOにあるLEDの点滅の早さが変わります。このときテンポは最小で20BPM、最大で300BPMまで上がります。







=== HALF TEMPO ===
ハーフテンポとは再生中のテンポを半分の遅さに設定する方法のことです。
 xoxboxのシーケンスを再生中にDONEボタンを押しながらTEMPOボタンを押すと、再生速度が半分の早さで再生されます。もう一度同じように押せば元の再生速度に戻ります。






=== PITCH SHIFTING ====

打ち込んだパターンのピッチをシフトする方法を紹介します。
 操作はxoxboxの右にあるTRANSPOSEのDOWNとUPボタンを使います。
 DOWNとUPボタンのどちらかを押した時にLEDが点滅しますが、点滅したところが現在のパターンのピッチです。もし点滅の位置が鍵盤のCの位置であれば、半音あげる場合はUPボタンを押しながらC#の黒鍵を押します。すると、再生されるパターンの全体が半音上がります。さらに、1オクターブ下げたい時はDOWNボタンを押しながらC#の黒鍵を押すと、全体が1オクターブ下がります。元に戻す場合はUPボタンを押しながらCの白鍵を押せば元に戻ります。







 == REST,ACCENT,SLIDE ==

パターンの再生中にxoxboxの右に並んでいるそれぞれのREST,  ACCENT, SLIDEボタンを押すと音が変化します。
・RESTボタンを押しているときは音が出なくなります。
・ACCENTボタンを押しているときは常にACCENTが効いている状態で再生されます。
・SLIDEボタンを押しているときはスライドされるのですが、長く押していると音が消えます。






=== SWING TIMING ===

xoxboxは5段階にスイングさせることができます。
 方法はパターンの再生中にNEXTボタンを押します。
 何回か押すとスイングが強くなり、反対にPREVIOUSボタンを同じように何度か押すと元に戻ります。







=== LOOP MODE ===

16ステップのパターンのうち好きなところをループさせることができます。これはすごく便利な機能です。
 操作方法はパターンの再生中にDONEボタンを押しながらループさせたいノートの間を押します。すると、選択された場所をループし続けます。そして、DONEボタンだけをもう一度押すと元に戻ります。
 このとき白鍵と黒鍵を合わせると13ステップだけになるのですが、REST、ACCENT、SLIDEボタンも合わせて16ステップとなります。
 このループ機能の面白いところは、逆再生でループすることもできるところです。
 これは便利です。






=== NOTE NUDGE ===

パターン再生中にシーケンスを次のステップに飛ばしたり、反対に戻したりする方法があります。
 操作方法は、PATTERNを再生中にPREVIOUSボタンを先に押してから同時にNEXTボタンを押します、すると再生中にステップが一つ飛ばされるのがわかります。反対にNEXTボタンを先に押してから同時にPREVIOUSボタンを押すと反対方向にステップが飛びます。





=== TRACK EDIT ===

このトラックエディットは複雑で説明するのが少々難しいところです。
 動画では、 TRAK PATT.GROUPの16と15にわかりやすいようにドレミの音階をあらかじめPATTERN EDITモードで制作して保存しています。
 16と15に保存されたパターンの順番をトラックエディットモードで組み立てていく様子ですが、ここで作られたトラックは8グループにそれぞれ8トラック保存出来ますので、最大64トラック制作可能です。




 

=== My xOxbOx ===

最後に、、、最初のときにお話ししたようにxoxboxには個体差があります。
 「どれも同じに聞こえる」とよく言われますが、私にはどうしても違いを大きく感じてしまします。このあたりは誰にもわからない個人的な領域になってしまっているのかもしれません・・・。
 現在xoxboxを4台所有していますが、改造や個体差のため4台それぞれを使い分けて使用しています。


 ところで、この個体差が激しいxoxboxですがはたしてTB-303と比べてはどうなのでしょうか?
 残念ながらTB303とXOXBOXを並べて聴き比べたことがないので私にはわかりませんが、一つだけ確かなことは私にとってのAcidはTB303ではなく、XOXBOXだということです。
 沢山の機材を使ってきましたが、私にはどうやら理想的で完璧な機材を手にすることが出来ないようです。それよりも大切なことは、機材はあくまでも自分の世界を表現する物であってそれ以上の物ではないことです。
 自分自身が理想的な世界観を持ち、その世界観と共存できるシンセが私にとっての理想の音源なのかもしれません。