2012年12月26日水曜日

Sawer / Image Line Analog Modelling Synthesizer

SawerはFL StudioのメーカーImage Lineのアナログモデリングソフトです。
http://www.image-line.com/documents/sawer.html

 先日、世界の終わりセール?で手に入れたソフトのうちSawerを少し紹介したいと思います。
 
 もうひとつのSakuraの紹介はこちら↓
http://electronica-mini.blogspot.jp/2013/01/sakura-imagr-line-physical-modelling.html


・・・ 初見 ・・・

 Sawerを最初に見たときは、なんとなくMoogのような印象を受けたのですが、これは1980年代のソ連のアナログシンセのオマージュとのことです。
 Moogに似ていると感じたのはつまみのデザインがそれっぽいからでしょう。
 Polivoksの紹介はこちら。

【英語】http://analogik.com/articles/180/polivoks-russian-vintage-synth
【Soundあり】http://www.ruskeys.net/eng/base/polivoks.php

 Image Lineの紹介ではPolivoksは非常にユニークな音作りが特徴ですが、当時のほとんどのアナログシンセがそうであったようにピッチを安定させるのは不可能だと言っています。しかし、Sawerのメリットはそのチューニングの不安定性を解決してソフトとして便利に使えるとのことです。
 そして、アナログ独特の不安定な音も上手く再現することに成功したと紹介しています。

 【主な特長】

Main oscillator for subtractive synthesis: SAW shape with Sync frequency.
Sub oscillator (-2 to +2 octaves) with level, phase & detune controls.
1 NOISE Oscillator.
Variable polyphony (1 to 24 voices).
8 voice UNISON with user-adjustable stereo panning, detune and 'Octaver'.
SYNC & RING frequency modulation.
2 ADSR envelope generators (one user-assignable to modulation parameters).
4 FILTER modes - low pass (24 & 12 dB/Oct), band pass and high pass.
Chorus, Phaser, Delay & Reverb effects
Muti-mode Arpeggiator.
392 high quality factory sounds.

 特徴で面白いと思ったのは、マルチモードのアルペジエーターがついているので手引きでも楽しめるところと、8ボイスのユニゾンがあり、ステレオでパンニングが出来るためトランスのリフ作りは簡単に出来ます。
 そして、LPフィルターは24と12がついているのでLeadとBassで分ける時には便利です。

 【システム要件】

Windows 7, Vista, XP (SP2) - (32 & 64 Bit)
2Ghz AMD or Intel Pentium 3 compatible CPU with full SSE1 support
512Mb RAM.
20Mb free disc space.
DirectSound or ASIO compatible soundcard.

Macの場合
OSX v10.4 (Universal Binary)
G4 1.5 GHz or Intel Core Duo family.
512Mb RAM.
20Mb free disc space.
CoreAudio drivers.


・・・ 特徴 ・・・

以下は私が気になるところを4つ上げました。
動画はImage Lineのyoutubeから引用しています。
http://www.youtube.com/user/imageline


=== Filter&Envelope ===
 この動画ではLP(ローパス)HP(ハイパス)BP(バンドパス)
フィルターのコントロールの紹介をしています。
フィルターエンベロープのコントロールセクションではオシレーターのピッチもエンベロープでコントロールできるようになっています。
 このフィルターですが、アナログフィルターの特徴を上手く再現しているように感じます。





===  Ocillators ===

オシレーターのコントロールパネルは良く考えられているなぁ~っと感じます。サブオシレーターの設定範囲が広いのが特徴です。
3つ並べられたスイッチのうち、一番右のスイッチを変えるとノコギリ波からパルス波に切り替わります。そして、オシレーターのシンクも強くハッキリとかかるので激しい音づくりが出来ます。




===  Output&Playing Styles ===

この動画では、後半にSawerのUnisonが出ていますが、このかかり具合は綺麗でいてパンチがきいています。さらにパンニング出来るので、分厚いPadなどの音づくりが出来ます。
 それにTranceのリフ作りではこれがあると便利です。




=== DSP Effects ===
 このSawerについているエフェクトはFL Studioを使っている人ならわかると思いますが、やはりFLの音です。でも、単体で使うときはこのエフェクトのパラメータは見やすいデザインになっています。
 個人的には歪み系のエフェクトを入れてほしかったかな?





・・・ 雑感 ・・・

 さっそく使用してみての使用感を一つ、、、

 普段からアナログシンセを触って音づくりしている人なら、説明がなくてもすぐに使いこなせるデザインになっています。
 音はちょうど良い具合にフィルターにアナログ感があってイイですが、さすがにハードのアナログシンセと比べて、いまひとつフィルターの加減に物足りなさを感じますが、、、
 でも、ソフトとして見ると使いやすくて便利なアナログモデリングシンセだと思います。私は今までTAL-Elek7roが使いやすいと思っていたのですが、これからはこのSawerの使用頻度が高くなりそうです。
 宣伝用の動画の曲作りの依頼などがあった時には、PCを使用してササッと曲を仕上げたい時があるのですが、このSawerの活躍はこれからの制作で期待できそうです。




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